12/23(日)有馬記念回顧
ハロンタイム 6.9 - 11.2 - 11.2 - 12.1 - 12.4 - 13.4 - 13.2 - 12.5 - 11.9 - 12.4 - 12.2 - 11.7 - 12.5
4F 48.8 - 3F 36.4
勝ち馬 マツリダゴッホ 2:33.6
1着変穴マツリダゴッホ
2着△ダイワスカーレット
3着×ダイワメジャー
4着☆ロックドゥカンブ
5着▲ポップロック
後半激しくなるとみましたが終始落ち着いた流れで推移。展開予想は相変わらず水モノです。まずはメイショウサムソンの位置取りが思ったより後ろでここまでじっくり行くとは予想外。落ち着いた流れなら◎ウオッカの瞬発力が生きる感もありましたが総じて瞬発力勝負タイプは重い馬場に持ち味を消された印象。流れはそんなに速くなかった割りに後ろの馬も前の馬も36秒台の上がり。超スローだった7Rの1000万下特別同じ中山2500でも上がりが35秒後半かかっており稍重でもかなり重い馬場だった印象。痛んだ馬場に雨が降って回復してきた時計の掛かる馬場て結構特異な馬場で荒れるんですよね。○メイショウサムソンはこの手の馬場は得意のはずですが見せ場なく終わりました。▲ポップロックもそうですが秋天、JCと激しい競馬をしてきた影響は少なからずあったのかもしれません。勝ち馬マツリダゴッホは前走の秋天で◎にした馬であり得意の中山ならここでも本命に推すべきでしたね(ちょっと後悔)。距離、展開、馬場の違い、大外から内枠と全く別の条件になるとここまでパフォーマンスが変ってくると再認識しました。(見解に書いたようにマツリダゴッホからメイショウ、ポップを絡めた3連複は買っていたのですがこの組み合わせは買ってなかったです(涙))あとは注目すべきはダイワ兄妹の健闘でしょう。△ダイワスカーレットは人気なりの印にしましたがマイルと2000でのパフォーマンスがエリ女より上の印象で前が厳しくなる展開見込みもあり正直あまり期待していなかった馬。×ダイワメジャーも同じですが短い距離に適正があっても本質的にスタミナは豊富。こういうパワーを要する馬場で粘り込む競馬になると強さを発揮するのではないでしょうか。
12/9(日)朝日フューチュリティS回顧
ハロンタイム 12.3 - 11.1 - 11.3 - 11.6 - 12.0 - 11.9 - 11.3 - 12.0
4F 47.2 - 3F 35.2
勝ち馬 ゴスホークケン
1着△ゴスホークケン
2着×レッツゴーキリシマ
3着☆キャプテントゥーレ
4着◎ドリームシグナル
5着▲スズジュピター
勝ち馬逃げたゴスホークケンの上がりが35.2に対して他はこの馬以上の上がりを1頭もマークできなかった。珍しい感じですが各馬上がり35秒以上で雪崩れ込む形になるのはこのレースの1つのパターン。昨年のドリームジャーニーのような追い込み馬が1頭くらい突っ込んでくることも結構あるんですが今年はなかったですね。勝負どころで外から仕掛けて進出してきた7着ヤマニンキングリー13着アポロドルチェあたりとは対照的に上位に入線した馬は内目で足を温存。直線では逆に差が開くという内外の有利不利が如実にでました。やはりこのレースは枠、脚質がかなり重要なファクターになります。大外枠サブジェクトは最後方から最内に持っていきましたが直線も外目へ出そうとするも前が壁。実力馬でもこういうスピード負けするタイプはこのレース不向きな印象。人気サイドでは比較的内目で競馬を進めたスズジュピターが5着。上位を占めたのは前、内目好位でキープした面々。そう力差のないメンバーで5着以下の差が3馬身以上開いたのはやはりこのあたりの差でしょう。勝ち馬はスタートが頭一つ抜けて抜群で終始自分のペースで競馬を進めて完勝。力も確かですが今回はすべて上手くいった。◎ドリームシグナルはスタートはやや悪かったものの二の足の速いこの馬には気にならない程度で理想的な位置で競馬を進めることができ、坂手前で一瞬離されたがゴール前は詰め寄った。前がもう少し競り合う形を期待していただけに残念ですが力は出しきっての4着で納得。この流れなら一気にギアチェンジできるレッツゴーキリシマやキャプテントゥーレに分がありました。
12/2(日)阪神ジュベナイルF回顧
ハロンタイム 12.5 - 10.6 - 11.3 - 11.8 - 11.9 - 11.5 - 11.5 - 12.7
上り 4F 47.6 - 3F 35.7
勝ち馬トールポピー 1:33.8
参考)昨年の阪神ジュベナイルF
12.2-10.7-11.5-11.9-12.0-11.7-11.2-11.9
勝ち馬ウオッカ 1:33.1
△エイシンパンサーは枠がアレだっのか思い切って行きましたね。3着▲エイムアットビップが中段に控えたことでペースが落ち着けば面白いところでしたが・・・。ラップ的にはラスト1ハロン以外は昨年と近いものでした。昨年は逃げたルミナスハーバーが3着好位抜け出しのアストンマーチャンが2着に残ったのに対して今年は前に行った馬が後方に敗れており各馬の上がりは2着レーヴダムール以外は35秒以上かかる消耗戦に。直線入り口では既に隊列は横に広がっており前に行った馬にはラップ以上の厳しさはあった感じです。しかし昨年のウオッカ、アストンマーチャンクラスなら押し切っていた可能性は高いと思います(当時も追い込み馬が4〜6着あたりにはきてました)。最後1ハロンが1秒以上落ちて1着☆トールポピーが上がり35.2で差し切り。後方待機の馬がゴール前で突っ込んでくるパターンですね。前走同様展開に恵まれた感はあるものの勝った☆トールポピーは4角で既に先頭の馬と近い位置3着▲エイムアットビップの直後まで押し上げてました。外をまわった点を考慮すれば評価できる内容。一度は▲に引き離されれたもののゴール前で捕らえたあたりマイル以上の適正とマイルがギリギリの適正の差がでた印象。4着○オディールも早めの競馬をした点を考えれば1番人気相応の力を示した形。◎13着アロマキャンドルは道中好位のやや後ろといい位置取りでしたが半ばで審議の対象になる不利。下がり方が急だったので一瞬故障かと思いましたが他馬に寄られてブレーキが掛かってしまいました。今回は参考外です。
今後のクラシック牝馬路線を占う一戦でしたがこのレースを見る限りまだ展開次第の実力差。現時点では主役不在の混戦模様だと思います。
11/26(月)「ジャパンカップ回顧」
ハロンタイム 12.9 - 10.7 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.2 - 11.3 - 11.1 - 11.9
上り 4F 46.5 - 3F 34.3
勝ち馬アドマイヤムーン 2:24.7
参考)
第74回 東京優駿(GI)
ハロンタイム 12.6 - 10.9 - 12.3 - 12.6 - 12.1 - 12.1 - 12.7 - 12.6 - 12.2 - 11.4 - 11.4 - 11.6
上り 4F 46.6 - 3F 34.4
勝ち馬 ウオッカ 2:24.5
今年のダービーのペースと酷似した流れ。
1着☆アドマイヤムーン
2着▲ポップロック
3着○メイショウサムソン
チョウサンが逃げる意外な展開でしたが1000M通過後ペースが上がらず直線瞬発力勝負に。これは○メイショウサムソンはどちらかと言えば苦手とするもの。今回は外をまわる競馬で1,2着馬とは立ち回りの差もでた印象。☆アドマイヤムーン、ポップロックはいつもより早い競馬で卒ない競馬ができた。秋天のサムソンと逆の競馬になりました。△ウオッカは持ち味の瞬発力を生かせる流れでしたがやや位置取りが後ろすぎた。道中最後方だったのを考えるとよく4着にきました。しかし鞍上の4角ロスなく立ち回り→直線外へ出す競馬運びは秀逸でした。18着◎ヴィクトリーはスタートがあまり良くなく無理に行かず控える競馬。前半少し掛かりましたが道中はうまく流れに乗っていたと思いますが直線は早々競馬を止めてました。
後ろからでは脚は使えない感じですし気性的にも前に行かないと持ち味はでない印象。見解にも指摘しましたがこの組み合わせで馬連3,660円、馬単8,100円はかなり美味しかったと思います。
(ジャパンカップダート回顧)
7.1 - 10.7 - 11.9 - 11.7 - 11.5 - 11.9 - 12.6 - 12.3 - 12.5 - 12.0 - 12.5
4F 49.3 - 3F 37.0
勝ち馬 ヴァーミリアン 2:06.7
1着○ヴァーミリアン
2着☆フィールドルージュ
3着▲サンライズバッカス
芝並の超ハイペースと言っていい流れでレコード決着を誘発。これでは前に言った馬はバタバタになるでしょう。上位は差し馬の実力どころが上位を占めた。比較的早目の競馬をしたワイルドワンダー(5着)、ブルーコンコルド(7着)も流石力あります。メイショウトウコン(4着)、ドラゴンファイヤー(6着)も健闘しましたが今回は過剰人気でした。
11/21(水)「マイルCS回顧」
ハロンタイム 12.6 - 10.6 - 11.2 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.3 - 11.9
上り 4F 46.3 - 3F 34.7
勝ち馬ダイワメジャー 1:32.7
参考:2006年度マイルCS
ハロンタイム 12.3 - 10.6 - 11.1 - 12.0 - 11.5 - 11.6 - 11.2 - 12.4
上り 4F 46.7 - 3F 35.2
勝ち馬ダイワメジャー 1:32.7
ローエングリン、フサイチリシャールあたりが積極的な競馬をしたことでエリ女よりは見応えはあるレースになりました。それでも昨年と同じ時計、道中のラップもほぼ同じでダイワメジャーが昨年の走りを再現できれば勝ち負けできる流れ。秋天で位置取りが中途半端だった点を修正してきた安勝の騎乗は卒がなかった。ここが1つのレースのポイントでした。また残り1ハロンが昨年程落ちてないのは直線強烈な脚を見せた◎が差し切れなかった点。一昨年のハットトリックがダイワメジャーを差し切ったときもラスト1ハロンは1秒くらい落ちてました。
早めに抜け出しを図る1着○ダイワメジャーが直線は馬場のいい真ん中を通るのはいつものことでここで差し馬は内と外の2択を強いられますが内差しは伸びが悪かったですね。(10Rあたりでは内の馬もそこそこ粘っていましたが外差しの方がスピードの乗りがよかった)5着▲カンパニーは勝負どころでの位置関係から内へ進路を取らざるを得なかった印象。京阪杯ではこの競馬で圧勝しましたが今回の馬場では難しいですね。パフォーマンスを上げてきたのが2着△スーパーホーネット。2歳時は朝日杯2着の素質馬ですが本来より前で競馬をしてこの結果ですからかなり力を付けていますね。3着◎スズカフェニックスはこの馬の競馬に徹して3着。若干脚を余し気味でしたが前に行けばここまで切れないでしょう。鞍上もメンバー的にこの程度の流れになるのは予想していたでしょうし当面の相手天皇賞2,3着馬には先着したのですから上々の内容だったと思います。誤算は力がやや上の存在の馬に昨年と同等のパフォーマンスをされた点と2着馬の台頭。4着☆アグネスアークは足元が良くなかった馬。毎日王冠では狙った馬ですが前走の秋天でもギリギリの状態だったと思います。それでも毎回全力を出し切る馬。今回も状態面の上積みと言う点で評価を上げることはしませんでした。最悪の事態にならなかったのが不幸中の幸いです。
11/12(月)「エリザベス女王杯回顧」
ハロンタイム 12.7 - 11.1 - 12.4 - 12.1 - 12.3 - 12.6 - 12.8 - 11.8 - 11.1 - 11.4 - 11.6
上り 4F 45.9 - 3F 34.1 前半60.6
参考:1000M通過ラップ同日の9R2歳戦黄菊賞(1800M)59.3、10R1600万下ドンカスターS(1800M)60.5
1800Mですが前残りだった10Rと近い前半のペースでこのクラスのレースとしては遅くはないですが緩い流れ。一番人気がマイペースで逃げてるにも関わらず道中各馬の早仕掛けもなく一言で言えば面白みのない単調なレースになりました。アサヒエンペラーもといアサヒライジングの発馬が悪くダイワが難なくハナに。上位人気で唯一掲示板を外したこの馬はやはり発馬が誤算だった印象。ペースが遅いとみるや道中いつもより後ろ目の位置どりだったフサイチパンドラが早めに動いたものの直線までダイワスカーレットのペースを乱す馬も存在せず1番人気を負かしに行く馬がいなかったのが残念です。ダイワと対戦経験のない古馬の有力どころは自分の競馬で勝てるとの思いがあったのかもしれないですね。その点対戦しているウオッカの出走取り消しがやはり大きかったです。この馬が出ていれば秋華賞より早めの勝ちに行く競馬をしていたと思います。
1着▲ダイワスカーレットは本来の適正からすればこの距離は長かった思います。それでも今回は自分のペースでいければ押し切れるポテンシャルの高さ。今後対戦するであろう牡馬一線級相手と好勝負になるのは2000以下かなとは思います。2着△フサイチパンドラは従来より味のある競馬をしました。ハーツクライの時もそうでしたがルメールは違った面を引き出しますね。ラストランになった3着☆スイープトウショウは宝塚記念、エリザベス女王杯を制した一昨年比べてここ2年パフォーマンスは徐々に落ちてますね。4着◎ディアデラノビアは後方待機でしたが流石に緩いとみたかじんわり進出して4角では前を射程圏に。直線までいい感じでしたが追い出し後スムーズに加速しなかったですね。ただ上位3頭とは僅かですが力差を感じました。5着注目馬×アドマイヤキッスは人気以上に健闘しましたがやはりこの距離だと漁夫の利みたいなものがないと足りないですね。今回のような上位馬を負かしに行く馬がいないようだと穴サイドの馬は厳しいです。
11/2(金) 「天皇賞・秋回顧」
レースラップ 12.9 - 11.5 - 11.7 - 11.6 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 11.5 - 11.4
- 12.1
上り 4F 46.9 - 3F 35.0 勝ち時計1:58.4 上がり34.6
本命馬惨敗であまり振り返りたくないですが復習は大事です、回顧しておきま
す(笑)個人的に予想外のメイショウサムソンの快勝に終わりました(もう少
し僅差の勝負になるかなと思ってました)。稍重発表でしたが時計と上がりを
みるとかなり良に近いとこまで回復していた感じです。レースはスタート直後
の1ハロンが遅かったようですが全体的に平均ペースで推移して地力勝負に。
馬場の回復が思ったより早かったです。日曜後半のレースをみていると外より
内が伸びていたので内の痛みの進行より馬場の渇きがの方が良かった感じでし
ょうか。
▲メイショウサムソンは鞍上武豊替りで突き抜けたという見方もできますが、
内目を立ち回った点と○アドマイヤムーンの仕上がり具合なども味方した感じ
ですね。
9着に終わった☆ダイワメジャーは位置取りがやや中途半端だった気がします。 切れる脚がないのでもう少し前で押し切る形じゃないと持ち味がでないですね。 位置取りが中途半端だったため今回は外々をまわす競馬を強いられました。メ イショウサムソンのような競馬が理想だったはずです。まぁデキ自体も昨年程 にはなかった気もしますが・・。
審議となった直線のエイシンデピュティの斜行ですが斜め前方にいたコスモバ
ルクとほぼ同時に右に大きく寄れてますね。一見バルクが寄れた影響を受けた
ようには見えなかったですが正面からのパトロールビデオをみれば影響を受け
たようにも見えます。ムーンの岩田はかなり怒ってたようですが、これは仕方
ないでしょう。右に寄れている馬に左鞭を入れる、または右に寄れる癖のある
馬に左鞭を入れて斜行という類のものではないですしね。事故です。 そもそもムーンの不利はメジャーあたりより大きめでしたが致命的といえるも
のではなく直線巻き返せる程度のもの。残り1ハロンで脚色が同じになってい
たようにデキが完璧ではなかったのが敗因でしょう。
2着アグネスアークは前回狙った馬ですが、今回は印は届かなかったです。ま
ぁ上位が凡走すれば繰り上がりで馬券になる可能性は十分あった馬。小柄な馬
が直線エイシンデビュティの横でまともに挟まれてましたが怯むことなかった
勝負根性には脱帽です。
3着×カンパニーはコスモバルクの方の斜行を受けた感じでしたがおかげで前 が開き比較的巧く競馬を運べた印象。
4着△ポップロックは不利なく直線馬場の真ん中を割る競馬。残り2ハロンか
ら加速した末脚は目立ちました。いつぞやのハーツクライの秋天のような内容
で距離延長のJCは注目1頭。
15着◎マツリダゴッホは先行馬がスタート直後行き脚がイマイチで外々をま
わす競馬に。鞍上も8,9Rの騎乗で芝の状況は把握しているわけですから強
引でも前に行って欲しかったところです。直線地味に不利を受けてましたがま
ぁ力負けですね。アグネスアーク、カンパニーあたりがくるならきてもおかし
くないレベルの馬ですが・・・結果的に適正もなかった印象。やはり適正、力
比較が不確定の狙いではリスクは高いですね。
10/21(日) 「菊花賞回顧」
ラップは
12.9-11.7-11.7-12.8-11.6-11.9-13.4-12.6-12.9-12.8-12.6-12.0-11.6-11.9-12.7
1000M通過60.7 上り4F 48.2 - 3F 36.2
大方の予想どおりホクトスルタンの逃げ。中盤に13秒台を2回記録したセウインスカイのような極端なペースダウンはなく淡々とした流れに。そして勝負どころでの各馬の進出はやはり速かった。これは馬場を考慮すればザッツザプレンティやデルタブルースが勝った年の流れに近い。各馬の上がりが35秒を切ることがなかったのも共通しています。
2003菊花賞 勝ち馬ザッツザプレンティ3:4.8
ラップ 13.0-11.1-11.7-12.7-12.1-12.2-13.0-13.0-12.7-12.8-12.9-11.8-11.5-12.0-12.3
1000M通過60.6 上り4F 47.6 - 3F 35.8
2004菊花賞 勝ち馬デルタブルース3:5.7
ラップ 12.8-11.9-11.3-12.4-12.0-11.9-13.3-12.8-12.8-12.9-13.5-12.3-11.8-11.7-12.3
1000M通過60.4 上り4F 48.1 - 3F 35.8
菊花賞はスローペースで推移して直線の上がり勝負になる年と平均ペース以上で推移してスタミナ勝負になる年がありますが今年は後者に分類されるでしょう。こうなると距離適正のない馬はよほど力が抜けてないと誤魔化すことができない。各馬力を出し切った感じですがヴィクトリーだけはスタンド前でも終始引っ掛かっており自滅。内枠で前に馬を置ければまた変わったかもしれないが大外枠だっただけにゲートを出ていいポジションを取るのに仕掛けたら馬が行く気になったよう映った。
馬連△◎2,930円 3連複△◎○3,630円
1着△アサクサキングス(4番人気)
2着◎アルナスライン(6番人気)
3着○ロックドゥカンブ(1番人気)
10/14(日) 「秋華賞回顧」
スプリンターズSの回顧をさぼったところ意外とG1回顧リクエストが多かったのでやっておきます(爆)
レースのラップは
12.3 - 10.4 - 11.5 - 12.2 - 12.8 - 13.6 - 12.4 - 11.3 - 11.1 - 11.5
600M 34.2 800M 46.4 1000M 59.2 1200M 1:12:8 1400M 1:25:2
上がり3F 33.9
ハナを奪ったのはヒシアスペン。前半ダイワが引っ掛かり気味に先行して隊列は縦長に。この時点で各鞍上は流れが速くなると思ったのではないでしょうか。しかし結果は上がり勝負に。期待したハイペースの波乱パターンにはならなかったがこれはこれで紛れるパターンの展開。こうなると後ろから行く馬は厳しい。縦長の隊列から見た目流れは速い感じでしたが1000M通過が59.2。参考に先週京都8Rのサイライズマックスが勝った500万下(京都2000M)で逃げたミヤビランベリが前半600M34.1
1000M57.7で行って3着に粘っている点を考えると前半のペース自体もそれ程速くない感じ。そしてその次の1Fのラップが13.6と一気に落ちたのがこのレースのポイントになった。ここでダイワは一息入れることができ最後の直線上がり勝負に脚を残せた。
1着☆ダイワスカーレット
前半引っ掛かったところで危ない(内心シメシメ)と思いましたがすぐに落ち着き自分のペースで競馬を運べたのは大きい。縦長の隊列になった分案外後続の仕掛けはなく、4角では馬なりで前を交わす手応え。好位組のプレッシャーが少なかったのは追い風になった。競馬が上手く今後G1で勝ち星を積み重ねそう。
2着△レインダンス
春とは違いある程度前で競馬ができるようになったのは大きい。ダイワの次の4番手に持ってきたがローズS3着を考えると妙味は十分あった。◎ラブカーナと比較しても同等以上の実力は把握できたがG1でのパフォーマンスに拘るスタンスが裏目にでた。ローテーション的にはこちらがよかったのだが・・。反省すべき点として今後の選択肢として考慮していきたい。
3着▲ウオッカ
途中からペースが落ち着いたと判断してか一早く仕掛けて直線はこの馬の差し切りかと思わせたが捕らえきれず。それでも流石に力のあるところを示した。休み明けで3着に沈んだエリザベス女王杯のエアグルーブとだぶる。
4着○ベッラレイア
最後までじっくり後方で腰を据える競馬で最後方から上がり32.9の末脚。スタート直後から武は手綱を抑えておりハイペースと決め打ちした騎乗だったように窺える。有力馬が前にいるこのレースの傾向としてハイペースになるのだがウオッカも前半この馬を意識していた分隊列は動かなかったか。結果的に位置取りが後ろ過ぎた。
5着◎ラブカーナ
好位から正攻法の競馬で5着。力は十分出し切ったが期待程切れず。タフな馬だが中1週で紫苑Sを使ったあたりややローテーションが厳しかったか。
他簡単に
7着注ミンティエアー:叩いた上積みはあった内容だが切れは上位組と比べて見劣る。まだ伸びしろはありそうな感じ。10着△ローブデコルテ:見せ場なしも1度使って次走変わってくるはず。 14着×ピンクカメオ:京都2000は本質的に合わない感あり、やはり走りと体型を見る限りマイル前後がベストか。15着ザレマ:自分の競馬ができないと脆い印象。
10/8(月) 「プチ爆発で秋競馬反撃開始」
今週は10戦5勝万馬券5本の戦果(´・ω・)y−~~~タイトルどおり今後ビッグウェーブに繋げたいところです。購入額を上げてきたここ3週の成績は24戦8勝、万馬券6本。 先々週マイナス(土曜プラス日曜マイナス) 先週プラス(土曜プラス日曜マイナス)今週プラス(土曜プラス日曜プラス月曜プラス) 7日中5日プラスとなりました。 その前3週が23戦2勝、万馬券2本の大ブレーキですから購入額アップはピッタリハマったと言えるでしょう。個人的には更にあと2段階くらい上げる余裕はありますが1段階アップで毎度終わります。しかし方向性がバラバラの予想ではこう上手くいかないと思います。予想スタンスが確立してから2000鞍以上やって的中率は25〜30%で安定しており短期的に大きく下回る結果がでれば逆に当たる期待値は高まるわけです。ちなみに購入資金アップは公表してる回収率には反映されてませんので不調時に賭け額上げることで回収率以上の戦果は上げれると思います。
P.S.それなりの回収ができたので一度購入額を下げます。夏競馬が全体的に不発気味でしたのでこのままビッグウェーブの可能性はありますが調子乗りすぎるのはよくありません(笑)
9/2(日) 「単複回収率(その他の狙いの成績)☆秋競馬へ」
指定レース (期間2007年1月6日〜8月26日)
提供数152鞍 単129% 複89%
その他のレース
提供数135鞍 単138% 複109%
会員さんから今年の会員向け予想の単複の回収率のデータを提供して頂いたので載せておきます。単は昨年の130%と近い数字が出ているようです。馬単との回収率とが差が結構ありますがこれはやはりヒモも荒れて7点で取れたニュージーランドTの的中が大きいですね(馬単は今年300%超)。その他のレースは個人的には回収率を出していないのですが思ったよりいい数字が出ていますね。指定レース(自信のあるレース)より高い回収率が出ているのは心境複雑ですが参考になります。既会員は全予想を提供内容&結果のページで見れるのでそちらもご参考にして下さい。
さて、ようやく夏競馬も終わりましたが大きな戦果はなかったですね。まぁ全体的にコンスタントに当てれたのは悪くなかったと思います。秋は面白いメンバー構成になるので例年どおり爆発させたいところです。
8/4(土)「1日4鞍で2,5,8万馬券ゲットの立役者は台風とヒモ穴」
函館9Rみなみ北海道S5番人気◎ゴーウィズウィンド2着
馬連D◎20,520円 (3連複D◎△37,870円)
団塊世代のおじさん退職間際に一発きましたね(爆)。今回波乱の立役者は◎よりむしろ10番人気メジロコルセアでしょうがこの馬も条件戦ながら昨年の函館で強い競馬をしていた馬。陣営も北海道競馬で復活を期していたのでしょう。こういう人気薄にも少額流しておくといいことがあるものです。しかし昨年◎で6着ながら再度同じ舞台で懲りずに狙う根気強さも大切。
函館11R立待岬特別3番人気◎ゼットカーク1着
馬連◎D58,800円 馬単◎D82,020円
9Rでも言えることですがこの勝ち時計なら何がきても不思議ではなかったですね。メインでコルセアを抜けにした人も教訓を生かせば買えたと思います。まずこないであろうという馬にも流しておくと年に何度かこういうおいしい馬券が網に掛かります。相手は何点と割り切っていれば諦めがつきますが、手広く買う人は主観でこの馬はこないと思って消すのはNG。私も2000年の御堂筋S13番人気◎タイカラムーンから2点切ったうちの1頭11番人気ドラゴンマンボ(1着)がきて馬連14万馬券を取り逃がした苦い思い出があります。これは予想以上に精神的ダメージが大きい(爆)。以来こういう取り逃がしはしないようにしております。
7/8(日)「最終選択の精度」
最近の傾向としてはコンスタントに当ててはいるものの踏み込みが甘いですね。今年序盤程ではないですが随所で痛恨の最終選択ミスがあります。正解を引いてることの方が多いと思いますが近いうちに今年の注目馬と本命馬の分析してみます。ストライクゾーン外の馬が穴をあけるレースは捨てていいですが、ストライクゾーンの馬をより多く当てることが重要と考えます。ここの精度を上げることは結果に直結するでしょう。今日のプロキオンSはドンクール(注目馬)との最後の2択でミス。無難な方に行ったのが裏目でした。このレースはガチガチの1,2着で3連複の配当は安かったのでまだよかったですが・・。CBC賞のブラックバースピン、先週のアグネストラベルなども最後の2択でミス(こちらは人気の読み間違いでしたが・・)。鉄則は「迷ったら人気薄から買え」でしょうがある程度的中率を意識した予想をすると攻めきれないのが難しいところです。理想は当てるレースと攻めるレースをハッキリさせてもう少し攻撃的に行く感じですかね。徐々に上方修正していければと思います。
6/25(月)「宝塚記念回顧」
アドマイヤメインの大逃げ宣言がありましたがフタをあけてみるとハナを制したのはローエングリン。まぁ大外枠だった点を考えるとありえるパターンでした。展開を読むのは難しいものです。この時点でお楽しみ馬券は消えました(爆)。そのローエングリンの作ったラップが前3Fが33.5、1000M通過が57.5。マーメイドSで大逃げしたシェルズレイでも前半58.0ですから渋った馬場を考えると暴走といえるペース。追走組みも仕掛けが早く大方のノーマルな展開予想どおりに・・・そして消耗戦に。こういう流れではマイラーでは誤魔化せない距離適正が問われるレースになりますね。この流れのイメージから◎ポップロック(3着)でしたが1,2着馬が崩れなかったですね。
○アドマイヤムーン(1着)は良馬場の瞬発力勝負でも勝ち負けしていたでしょう。このような競馬でも対応できる万能型なのは海外のレースや京都記念で示しており順当勝ちと言えます。
▲メイショウサムソン(2着)は早めに前を捕まえに行って上がり36.6で2着。高いパフォーマンスを示した皐月賞に似た感じの内容でしたがこういうレースになるとこの馬は持ち味を発揮しますね。正直当日の天気が微妙でしたのでパンパンの良馬場だとどうかと思いましたが適度に上がりのかかる馬場がよかった感じ。上位3頭はこの流れでくるべき馬だったと思います。アドマイヤフジ(4着)やファストタテヤマ(5着)あたりはG1ではワンパンチ足りない馬ですが今回のような上がりの掛かる消耗戦で浮上してきますね。こういう競馬をこなす馬が人気サイドにいたから平穏に収まりましたが大荒れでも不思議ではない類のレースだったと思います。
比較的人気よりのポップロックを狙ったこともあり前売り1番人気のウオッカ、3番人気のダイワメジャーは○▲とは意識的に順序を変えました。個人的に相手馬としては人気を尊重するのでもっと人気薄から買う場合は結構人気順に印付けたりするんですけどね。
☆ウオッカ(8着)は瞬発力勝負のダービーとは問われるものが全く違うレースになりそうで、どれくらい走れるかは不確定要素でした。評価を下げてるひとがいたのも恐らくこの辺でしょう。51キロでしたしアッサリのイメージもありましたが、懸念した点がビンゴだったようです。ダービーのような流れならまた違った結果がでていたかもしません。6着カワカミプリンセスもそうですがこういうタフなレースになると牝馬は分が悪い印象。ここ数年G1では中長距離路線において牝馬が一流牡馬を負かすケースが多く見られますが、いずれも牝馬特有の切れ味を最大限に生かせれる状況において。
△ダイワメジャー(12着)はこの条件でシックリこない馬でした。昨年の宝塚記念4着のイメージもありましたが本質的に1600〜2000が適正で流れ次第で距離延長もこなすといった感じの馬でしょう。有馬記念はハイペースを2番手で粘った形ですがアドマイヤメインの大逃げを離れた2番手追走の緩い流れからの粘り込みでしたしね。まぁ今回は安田記念から中2週のハードなローテで大きく馬体を減らしてたのも影響したことでしょう。
総括すると今年の宝塚記念は各馬の特徴がハッキリでたレースになりました。今回上位人気馬の明暗もハッキリでましたが秋に舞台が変わり各馬の持ち味がでるかどうかで着順の入れ替わる可能性は十分あるでしょう。
6/17(日)「お買い得かどうか見極めるべし in マーメイドS」
マーメイドSはいいサンプルなのでここで少しオッズについてお話。何走前にこれだけ走ってて今回この配当は妙味・・というものとは少し違って大局的なものです。
このレース軽量3歳馬ミスベロニカという馬が単6.5倍(4番人気)の人気を集めてましたがこれは昨年のソリッドプラチナムの好走が人気に拍車を掛けた過剰人気だったと言えます。ここまでのパフォーマンスではオープン2着のあった昨年のプラチナムの方が上でしたが当時のこの馬の単は19.5倍(9番人気)でした。当時と相手関係が異なるので単純に比較はできないですが昨年のサンレイジャスパーは単5.9倍(3番人気)で今回は8.0倍(5番人気)。この辺を物差しにすれば今回のベロニカは売れすぎと言えます。競馬新聞の印や買う側の主観的なものから本来10倍くらいが妥当な馬券が20倍つくときもあれば5倍しかつかないケースもあるわけです。単発でみれば5倍時に狙って的中するケースはあるでしょう。しかし長いスパンでみれば20倍時の的中の積み重さねがものをいいます(これは私の馬券を長期スパンで推す点でもあります)。このギャップを突くのが穴狙いの基本となります。
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