「時計より相手関係の重要性(反面実績の過信禁物)」

サンプルレース 10/16(土) 京都10R 鳴滝特別

1着△キクカタキシード (4番人気)
2着▲テンシノマズル (3番人気)
3着☆シースナイプ (1番人気)

◎ハードダダンダンは単17.0倍の5番人気で6着、注目馬エクセルサスの方は21.5倍の6番人気で4着だった。少頭数だったのでエルサクセスからの馬券は推奨しなかったですが、このオッズで断然人気のシースナイプを3連相手軸から外すなら、エクセルサスから馬単と3連複くらい買っておいても3着で万馬券だったので採算はとれました。まぁ、この辺はオッズをみてみないと判断できない部分ですが。

ダダンダンの方は惨敗か馬券圏内かのタイプ、エクセルサスの方がそこそこ走る可能性はあるものの4,5着止まりの可能性も高いタイプ。これは馬のキャラクターや前走からある程度イメージできますね。結果的に3番人気▲テンシノマズルが2着にきていたのでエクセルサスが3着なら2択のミスてことになりますが、4着止まりだったのもエクセルサスらしさです。

勝ったキクカタキシードは伸び代ある3歳馬。ここ2走現級で2、4着とそこそこ走っているので妙味はそれ程なく、夏場使っており上積みなんかも薄そうではありましたが、まぁこれくらいは走れる。2着テンシノマズルは現級2着2回の実力馬。叩き2走目で後続を引き離し気味に気分よく逃げて、直線は早めに仕掛けたヤマニンウイスカーに一度交わされるも差し返して2着。

ちなみに3着☆シースナイプを3番手に落としたのがこのレースのアクセントでした。☆に落とすてことは3連複の相手2軸対象外=3頭以上がこの馬に先着する可能性は十分あるという判断。エイトでもグリグリ◎で実際単1.6倍、複1.1倍。これは勝って当たり前のオッズですが結果3着止まりだった。前走の勝ち時計は阪神2200で今年No.1のものだったらしいですが、時計よりどのような相手関係でどれだけ走れたかが重要。タイムを競う他の競技と比べて競馬におけるレコードタイムは全くと言ってスポットライトが当てられてないのはそのため。勿論速い時計で走れるのは馬を評価する1つのファクターではある。遅いペースの上がり勝負でパフォーマンスを上げるタイプもいれば速いペースの持久力勝負でパフォーマンスを上げるタイプがいる。

前走5馬身ちぎった2着馬レッドスティングは休み明け初戦。次走はあの◎トモロマイスターの勝ったレースで3着。2、3走前も特筆すべきものはなかった。当然底を見せてない3歳馬でここも勝っても不思議ではないですが、この結果でも何ら不思議ではない。オッズが存在する以上単純に上位にくる可能性の高い馬を狙えばよいてわけではないので、
より人気のない馬で馬券になる可能性のある馬を狙うというオッズとの期待値を考える必要があります

またシースナイプと対照的な実績馬○ヤマニンウイスカーは5着だった。菊6着、上のクラスでも2着が2回ある実績的には断然の馬。なんだ結局実績のある馬でもダメじゃん!てことになりますが、当時のパフォーマンスを引き出せる状態かどうかというのも重要。当然1600万下でトップカミングの2着で走っていた時くらい走ればここで負けることはない。9割くらいでもここでは連にはきていただろう。この辺は実際走った実績と、まだ走ってない未知の期待との違いであります。能力が10の馬に9を期待するのと、能力が8の馬に9を期待するのとでは前者を選択するのが当然。ヤマニンはここのところ1000万下で5、3、4、7着と距離不足やハンデの不利などもあったものの案外だった。その点で条件がよくなっているとはいえここなら楽勝と言える状況でもなかった。実績は断然でも状態が整ってなければダメという例の1つでしょう。




2010.10.20時計より相手関係の重要性(反面実績の過信禁物)
by TAKEZO