2歳戦のポイント

久々のコラム。2歳戦のポイントを少し書いておきます。最近はリクエストもあったので買い方や相手の重視なども見解で補足してますが2歳戦はキャリアの浅い馬同士の対戦で荒れ方が独特なので古馬と同じような感覚で予想したり馬券を買っていても成果はあまり上がらないでしょう。ただし期待値を上げる意味で実力に割りに人気がない馬を狙うスタンスは変わりません。

「予測し難い馬の激走も想定内の買い方」
普段新馬戦は殆どチェックしてないので2歳戦はかなり時間をかけて予想しています。出走馬のレースを全てチェックして更にそのレースで走っていた馬のレースもチェック、調教もチェックと、過去7〜8年分レースの想起・・・とざっと他のレースより5〜10倍時間がかります(苦笑)。まぁこの辺は当たり前の作業ですが他の競馬ファンと差をつける部分も少ないので少ないサンプルから力比較や適正を見抜かないといけません。また適当に買って当たったのとこういう作業を経て外したのとでも全然違うでしょう。直ぐに結果がでなくても来年、再来年のレースに反省として生かせますし、後日穴馬に気付く要素にもなってきます。

また2歳戦の難しいところはパフォーマンスを一気に上げてくる馬や初芝なんかでも走る馬がいる点ですがその辺を狙おうとするとドツボにハマります。初芝の馬なんてのは激走したら記憶に残りやすいのでダートで圧勝してきた馬なんかは狙いたくなりますがこういうタイプは結構カモだったりします(爆)。実際は何頭も出走しているので余程強調材料でもない限り軸にはし難いですね。一昔前はダートで勝ち上がってきたサンデー産駒なんてのは3歳牝馬の重賞あたりなんかでは面白かったのですが。逆に人気馬でも不確定要素が多いだけあってアッサリ凡走することも多々あり。相手本線でガッツリ獲ろうと思っても人気薄の馬に割り込まれたりしてなかなか上手くいきませんので「予測し難い馬の激走も想定内の買い方」が2歳戦では重要です。その辺は古馬のレースやある程度適正のみえてきた時期の3歳戦と違う点です。ただパフォーマンスを一気に上げてくる馬や初芝の馬が何頭も同時に馬券に絡むケースは少なくせいぜい1頭。つまり3連複に関しては◎○▲をシッカリ吟味してさえいれば相手2頭流しで簡単に万馬券が獲れる点が2歳戦のポイントです。昨年も何度か書きましたが3連複で高配当を狙うには適していると言えるでしょう。昨年なら人気薄のゲットフルマークスやイナズマアマリリスが激走した京王杯とファンタジーSなんかは◎エイシンタイガーや◎ワンカラットといった馬で比較的簡単に万馬券は獲れたレースとして挙げられます(ファンタジーSは相手軸捻って失敗しましたが無難にいっておけば2軸流しで420倍獲れます(苦笑))。先週では小倉2歳Sで初芝のダッシャーゴーゴー、新潟2歳Sのフローライゼが激走、札幌2歳Sのモズなんてのは個人的にはあまり評価はしてなかったですがパフォーマンスを上げてきたクチ。ダッシャーとモズは意外と人気なっていたのでファンの目も侮れませんね(苦笑)。フローライゼは全く人気なかったですが前走負かした馬が次走で圧勝しているので臭いところではありました。個人的には脚質がレースのイメージにマッチしなかったので人気以上の評価もC群止まりでしたが・・・。この辺を狙うのは難しくても各レース人気サイドの▲、○、▲がキッチリ勝っていますし◎アーバンウィナーや◎オレンジティアラのような馬を狙えれば良いわけです。


2009.9.72歳戦のポイント」 by TAKEZO